冬は気温が下がることが原因で空気が乾燥し、目や喉の不快感を覚える人も多くなります。
それらを軽減するために、今ではおよそ40%の家庭で加湿器が使われていると言います。
加湿器は風邪やインフルエンザの予防や、肌のコンディションを整えるのにも役立つことが知られています。
加湿器は通常、3月から4月ごろまで使うのが一般的です。
春には暖かくなるものの気候が安定せず、朝晩の気温が下がったり1日中寒かったりする日もあるため、冬と同じ加湿対策が必要な日もあります。
インフルエンザは冬にピークとなりますが、春先にも感染のリスクがあります。
春は季節の変わり目であり、環境の変化で体調を崩しやすい時期です。
外出の機会が増え、人出の多い場所へ行くことも多くなります。
インフルエンザなどのウィルスは、乾燥すると活性化します。
乾燥によって、人の気道粘膜の防御機能は低下します。
春の室内は空気中の水分量が変わらないのに気温が上昇するので、相対的に湿度が下がっています。
そのため春でも加湿器を使って部屋の湿度を上げると、インフルエンザ予防に効果的です。
加湿器をエアコンと併用する場合は、エアコンの下に置くと風に乗って水蒸気が部屋全体に行き渡ります。
ベッドサイドなどに置く場合は、少し高い位置に置くと加湿効果が高まります。